シンタクラース5連発(Sinterklaas)

オランダに来るまではまったく知らなかったシンタクラース

 

こちらではサンタクロースよりはるかに人気があります。

 

シンタクラースはスペインから船に乗ってきます。船は毎日夕方、テレビで中継されます。決められた日に各町に停泊し、子供たちにプレゼントを配るのです。


まず一発目、11月15日にうちの近所(ライダードルプ、Leiderdorp)にたくさんのピートを連れてシンタクラースがやってきました。このピートというのはシンタクラースを手伝う黒人で、シンタクラースより人気があります。オランダの子供たちはピートになりたがり、皆この仮装をします。顔に炭を塗って、黒人っぽくする子達(黒人のピートをズワルトピートと言うらしい)もいるくらいです。

ピートが扮する音楽隊、ジャグラー部隊の後に、黒い馬2匹が引く馬車にのったシンタクラースの登場。本物の白いひげで、なかなか威厳がありました。初めてのシンタクラース(以下シンタ)に、ピートが散蒔くシナモンの効いた丸いクッキーKruidnoten(クラウドノーテン)に子供のみならず、私も大興奮でした。


翌週11/23(日)は、ハーフのお友達(お母さんが日本人)が住んでいるレイプウェー テリング(Rijpwetering)にシンタ登場。小さな村ですが、雰囲気のいいところでした。小さな運河からシンタクラースとピート一行を乗せた帆船(といってもこれまた小さな船)が登場(以下同様)。


11/28(金)は学校でRommel Piet(いたずら好きのピート)のイベント。前日夕方は娘のParent-Teacher meetingで学校に行きましたが、特に変化なし。でも次の朝、子供たちと一緒に学校に行くと・・・

なんと学校内がめちゃくちゃに荒らされていました。椅子が机の上に転がっていたり、子供たちの文房具や靴がなくなっていたり、絵の具が床に散蒔かれていたり・・・。夜中にいたずら好きなピート達がやってきて、学校で遊んでいたようです。子供たちが片付けをしていくと・・・靴の中にチョコが!!

先生、いろいろありがとうございました。


さらに翌週11/29(土)は、ライデン市役所側にあるシンタとピートの家に行ってきました。ライデン市へのシンタ到着は12/5のはずですが、なぜかシンタはご在宅でした。もちろん大量の子供たちとピート、おもちゃ、オランダ人の好きなエレクトリックな音楽に光る床と、なかなかのフィーバーぶりでした。


そしていよいよ12/5(金)、シンタが学校にご登場。

朝、子供たちを学校に送ると、親も一緒に校庭に集合させられました。そして皆でシンタの歌を歌って待っていると・・・なぜかイースターバニーが登場。あれ?シンタは?と思っているうちに、バニーと校長が小芝居を始めました。イースターバニーも自分の歌を歌って欲しかったそうです。そうこうしているうちにオープンカーに乗って本物シンタ登場。

娘、「近くで見たけど白いヒゲが本物だったよ、あれは本物のシンタだよ!!」

そして定番のピートによるクラウドノーテン・スプラッシュ、子供たちは大興奮でした。


そしてその日の夜、夕ご飯を食べたあと、家のドアを開けると・・・シンタ(正確にはピート)が子供たちにプレゼントを置いてくれていました!!

もう子供たちは大興奮アゲイン。

本当はお隣さんにノックしてもらう予定でしたが、段取り不足でした。


いやあ、That's オランダ、という体験でした。

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