今日は同じラボに所属している大学院生の学位審査会、PhD Defenceに出席しました。
場所はライデン大学本部、Academiegebouwでした。以前行ったライデン大学植物園のすぐ側です(シーボルトが持って帰った日本の植物も多く生えているHortus Botanicus Leidenという名前の植物園です)。
400年以上前、スペインから独立した際に建てられた古い建物の中で行われました。いつもここだそうです。
独立以降のライデン大学学長の肖像画が並ぶ中、前に円卓があり、そこを囲むように教授陣が座ります。その真ん中に評価される大学院生と指導教官2名が座ります。
古めかしいコスプレをした髭のおじいさんが杖をつき、1時間の話し合いが始まります。評価する教授が次から次へ質問し(時にオランダ語だったのでときどき内容がわからなくなりましたが)、それに対して学生が答えていきます。
1時間経つと、まだ教授陣が質問中にもかかわらず、さっきのおじいさんが部屋に入ってきて、杖をドンドン、大声でオランダ語を言うと、Defenceは終了。
教授陣は出て行き、しばらくすると(外で学位にふさわしいか話し合いをしている、ということになっているらしい)学位証を持って現れます。そして授与式となりました。
なかなか日本ではありえない学位審査会で面白かったです。
また、研究成果をちゃんとした本1冊にまとめて、参加者全員に(おそらく在庫もあわせて500冊は製本したかと)配る、というのも少し驚きました。もちろん私も事前に1冊いただきました。
Dank je wel!
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