Education Blog
Sat
07
Nov
2015
CoderDojo 3
CoderDojoに子供達が3回目の参加をしてきました。
これまでScratchを使っていましたが、今回そのdojo ticket(無料)が取れなかったので、なんと3Dモデリング、Tinkercadを使ったdojoになりました。
場所はデン・ハーグのCompeta
結論(はやっ)
うちの子たちは3Dモデリングはあまり向いていないようでした(あるいはまだ早かったのかも)。
結局途中からいつものScratchを勝手にいじりだし、ゲームを作ったりして遊んでいました。
でもこの3Dモデリング、オンラインで使うのですが思ったより出来が良くて、自分的には楽しかったです。ちなみに3Dプリンターへの出力も可能です。
TinkerCad tutorialのYouTubeを見ながら、こつこつがんばりました!
(子供ではなく、自分が)
そろそろ上の娘には専用のノートPCを与えようかなー。
下手にゲーム機を与えるより、いろいろ良い効果が期待できそうだし。
そこで日本のサンタさんにお願いすることにしました。
Sat
06
Jun
2015
CoderDojo, again!
たまには研究者らしいブログを書こうと、最近出した国際特許のこと(癌幹細胞検出用論文では[隠してある]成果を知財化)や、投稿して2時間でご返事をいただいた超最速リジェクト事件(どこの雑誌かは書きません、これまでの一晩リジェクトを超える速さでした)を書こうかと思ったのですが・・・。
こんなの書いている本人にとって、正直あまり面白くない。
ということでまた日常のイベントについてのブログを書きます。
以前、娘と参加した子供向けプログラミング教室、CoderDojoにまた行ってきました。
前回は子供が通う学校であったのですが、今回はライデン市内のBPLusCという市営のイベント用建物です。
7歳からの参加ですが、今回は息子(6歳)も飛び入り参加。
ちょうど、市民文化祭みたいなものがやっていたのか、けっこうな人出。
今回もScratchを使いました(これ、日本語版もあるのでけっこうお薦め)。
自分のMBAにインストールしたものを娘が使い、息子はGalaxy TabのインストールしたScratch Jr(しかタブレットでは使えず)を使いました。
で、娘の作品(写真)。
前回の単にニャーニャー言いながらキャラクターが走り回るプログラムからだいぶ進化し、なんとゲーム(まあ、私がかなり手伝いましたが)を作りました。
少し画像が分かりにくいですが、
黄色いチキンが主人公。こいつをキー操作で、追いかけてくる他のモンスターから逃がしつつ、チキンの後ろについてくる猿で防御。
猿が他のモンスターに当たると、点数が入り、モンスターはしばらくクルクル回るというもの。モンスターがチキンに触れると赤くなり、減点されます。
10000点まで行くとゲーム終了。
作った本人がいつまでも遊んでいました。
次回作に乞うご期待!!
Mon
02
Feb
2015
ケーキ・ケーキ・ケーキ!
オランダは誕生日をとても大切にします。そして、かなりの人たちがお誕生会を開きます。
これは子供に限ったことではなく、大学院生(30代前半)くらいまでするようです。といっても子供たちのような、どこかを貸し切って、わあわあする(これも大概すごいですが)ほどではなく、なぜか誕生日の人がケーキを持って来て、3時に皆を集めて振る舞うのがスタンダード。
今のラボでは、多いときは週に2回ケーキが食べられます。
ほとんどの人は(学生ということもあり)自分で焼いてきます。ラボ人数がそれなりなので、2−3個のホールケーキを焼いてきます。もちろん買って持ってくる人もいますが、スタッフ(教官)くらいです。
さあ、4月の自分の誕生日に備えて、そろそろケーキ作りの練習を始めなくてはいけません。
作ったことがないので、ちょっと楽しみです。
写真は、修士なのに買ったケーキを持って来た(たぶんお嬢様)学生のケーキ。
CRISPR-CAS9をイメージした絵を描いてもらったそうです(わかりにくい!?)。
Mon
28
Apr
2014
プレゼン術
プレゼン術と言っても、プレゼントの話ではありません。
今日は1日2回のセミナーに参加しました。
1つめはCell Observatory Lecture、略してCOL。2名で1時間。
Lectureという割には、学生さんっぽい感じの研究内容のプレゼンでした。PhD studentかなぁ。
でも特に1人目の女性のプレゼンがうまい。PPTの展開もいい。
まさにTEDのようなプレゼンスタイル。
自分は日本語でもシナリオを用意することが多いし、あんなにうまくできるはずがないと落ち込みました。
2つめはCluster meeting。
いわゆる通常の身内ミーティングらしいが、各教室から1名ずつ出場し、皆の前でプレゼンを披露するらしいです。3名で1時間。
今回は我らが(?)分子生物学教室と、毒性学、Medicinal Chemistry(医薬品化学とでも訳するのか)の3教室から1名ずつでした。
こちらのほうがCOLよりも研究内容も充実しており、そしてやっぱりプレゼンがうまい。
教室いっぱいになるくらいの聴衆、そして激しい質疑応答。
研究内容自体はすごいとは思うものの、いわゆる「Mee-too」contentsに寄りがちな印象を受けました。
この辺りに、自分としての突破口を開けるのかも、などと妄想しながら聞いていました。
でも質問もできるように、帰ったら特訓用CD聞かなきゃ。それ以前に英語がもうちょっとマシにならないと・・・。
三重大時代は毎週教室内セミナーがあり持ち回りで自分の研究成果を発表していましたが、このCluster meetingのように複数の教室が一緒になって開催するセミナーで、自身の研究成果を発表するのはかなり良い修行になると思いました。
同じ教室内だと、どうしても甘えが出てしまいます。
しかし、こういう人たちと研究で(ある意味)戦っていくには、どうしたらいいんだろう?
コンテンツ勝負だけでいいのだろうか?
こんなことを悩みつつ、今日はこれ以外の時間は一生懸命に論文を書きました、トホホ。
* 写真は最近よく見かける野良ウサギ
Tue
24
Apr
2012
新学期
新学期が始まり、大学院生という名の新たな兵士が研究室に入ってきた。
うちは地方大学にも関わらず、ゼブラフィッシュでは国内有数のラボ、さらに世界に何とかして打って出たいと考えているある意味アグレッシブなラボである。
そこを理解して(してないかも)参画してくれる学生さんは本当にありがたい。
大学院生を戦場で活躍させるのは、現場監督である自分の仕事。
とか心密かに考えていたけど、まあ上が仕切りすぎると学生も伸びないし・・・ま、そんなに肩に力を入れずにがんばりましょ。
Wed
28
Mar
2012
No cheating!
カンニングはわりに合わない
大学生時代は勉強をせずに(というか大学に行かずに)試験を受けて、再試、再再試、大量のレポート(教科書の写経)で何とか進級した僕が言うのは変な感じだけど・・・
カンニングだけはやめとけ
理由は
1) 見つかった場合、学則では停学か留年。昨年の京大の事件で、社会からの目も意識しなくてはいけないので、お情けがなくなりつつある。下手に情けをかけたのが世に知れ渡ると、大学が批判されるため、学則通りの対応になる。
2) 教授会にかかるため、ほとんど全員の教授にその悪行が知れ渡る。恥ずかしい、ということもあるが、将来大学病院に就職した場合、そこの臨床教授ももちろんその過去を知っているし、指導教官にもその件はつたえられていることもある。そういう目で医者になってからも上司から見られる。
3) 試験に落ちて万が一留年しても、医学部の学生は就職に不利になることはまずない。臨床の先生はそんなことをまったく気にしていない。「こいつ、学生時代に遊びすぎたんだなー」くらいにしか思わない。
人間、追いつめられれば悪いことをするのは十分了解可能な行動である。 しかし、将来他人の生き死にを左右する職業になろうというものが、たかが単位ごときでカンニングをするようではかなり問題だ。
留年なんてたいしたことはない。
社会に出れば同級生が多くてとても便利。
親はどんなふざけた理由でも謝れば必ず許してくれるし、余計にかかった費用は就職すれば必ず返せる。
・・・ま、 僕は返していないけど。
Fri
18
Nov
2011
意外と教育をしていた
最近、論文を書く時間を増やそうと毎日の業務時間の記録を始めた。
それで気づいたことは、教育嫌いの自分は意外と教育に時間を割いていたことだった。
まあ、教官という立場上、当然のことなんだけど、ちょっとびっくり。
Tue
11
Oct
2011
祝日なのに
午後、娘がどっか連れて行ってほしいと言うので、いつものとおり大学へ連れて行く。
ちょうど、培養中の細胞と飼育しているヘビの世話をしたかったところだし。
大学に行くと、駐車場でベンチャーやっている後輩に会う。相変わらずくそ丁寧なあいさつを受ける。
さすが社長ともなると休みの日でも働かないといけないのかと感心する。
ラボに行くと、細胞培養用の安全キャビネットが学生たち(指導している大学院生と教わっている学部生)で支配されていた。
待っている間、バッファーにサプリメントをどれだけ入れたらいいか、プロトコールに書いていないなど言うのを聞いているうちに、なぜかエレクトロポレーションを教えることになる。
終わったら、娘は大学院生と一緒に遊んでいた。すでにヘビにも餌(冷凍マウスを解凍したもの)をやったらしい。
5時になったので帰宅することにする。またもや駐車場でNPOもやっている教授に会う。
みんな、よく働くなぁ。
Mon
03
Oct
2011
就職活動
就職活動といっても、残念ながら自分のではなく学生の。
医学修士を受け入れてから以前と違って、医学部卒ではない院生の卒業後の就職が問題となってきた。
といっても教官は教授を含め、皆医者上がりなので、一般社会の就職活動はさっぱりわからない。
しかしそうは言っても、2年間修士として一緒に研究生活を過ごした学生が就職できずに卒後、アルバイトなどをさせるのも忍びない。
ということでなけなしの知恵をはたいて就職活動を支援することになる。
先日ももう来年3月に卒業の学生を何とかせよ、というある意味論文作成なみに難しい問題が襲ってきた。
さっそく友人(それなりの地位)がいるCROに電話してみたが、新卒は入れていないとのこと。
はあ・・・、そんなに簡単にはいかないか。弱ったなぁ~~。
Thu
07
Oct
2010
魚に陸上での呼吸の仕方を教えるのは難しい
学生への実験技術指導は、博士課程の学生にさせている。
自分の労働を減らすというのもあるが、正直20そこそこの少年たちに実験技術を基礎から教えるのは、まるで魚に陸上での呼吸の仕方を教えるようなもので、うまくできないのが理由だ。
ところが学生がじゃんすか来る予定の日に、主力の大学院生が親戚の忌引きで2日ほど休んでしまった。
さあ大変。とりあえずせっせか教えたけど、皆は理解してくれたのか疑問だ・・・